No.12 2006年5月
マインドファースト事務局:
 〒761-0121 香川県
高松市牟礼町3720-238
  TEL:090-2828-7021
  087-845-1715(夜間)
 http://www.mindfirst.jp/
マインドファースト通信
マインドファーストは,メンタルヘルスユーザー,家族,臨床心理士,精神保健福祉士,看護師,保健師,医師などからなる団体で,メンタルヘルスの推進と心のケアシステムの充実に向けて活動を行っています。

メンタルヘルスと自殺関連問題−WFMH国際専門家委員会開催−
 2006年の世界精神保健デイのテーマは,「意識の高揚,危険性の低減:精神疾患と自殺」です。WFMH(世界精神保健連盟)主催で,3月30日と31日,米国ヴァージニア州ダレスにおいて,メンタルヘルスと自殺予防に取り組む臨床家,研究者,政策提言者などの国際専門家会議が開催され,このテーマに関連して集中的な討論がおこなわれました。
 ここでは,グローバリゼーションと地域性,メディアの功罪,文化的宗教的要因,精神疾患と人生周期からみた自殺,薬物療法と精神療法などが取り上げられました。WFMH世界精神保健連盟は,この会議で確認された「キー・メッセージ」を踏まえ,世界精神保健デイに向けて冊子を発行する予定です。
 この会議には,カナダ,インド,ウルグアイ,スイスなど,9カ国を代表して18名の委員が出席しました。かつては経済大国といわれた日本は,いまは自殺大国。残念ながら,日本からの出席はありませんでした。(M.H)

お知らせ 第4回精神的健康の増進と精神及び行動の障害の予防に関する世界会議−続報−
 今年10月11日から13日まで,第4回精神的健康の増進と精神及び行動の障害の予防(The Promotion of Mental Health and Prevention of Mental and Behavioural Disorders)に関する世界会議が,ノルウェイのオスロで開催されることは,すでに第7号でご紹介したとおりです。今回の主要テーマが以下のとおり決まりましたのでお知らせいたします。
・予防と健康づくりのための研究
・効果的なプログラムと原則

・情報交換と効果的手法の育成
・政策,組織づくり,権利擁護,連携づくり
・トレーニングと有効な人材確保
詳細はここをクリックして下さい。(M.H)
定例会報告
5月9日(火),2006年度第2回マインドファースト定例会を香川県立保健医療大学で行いました。今回の参加人数は4名でしたが,とても活発な話し合いになりました。テーマは,あらかじめ決めておりませんでしたが,今注目されている新しい抗精神薬や当事者が執筆した本に関することなど,最新の情報をもとに参加者が自由に意見を出し合うフリートークとなりました。情報は,ひとり一人が持ちよりグループで交換し合う方が,効率的に,かつ楽しく得られることが実感できた定例会でした。(K.N)
定例会のご案内
開催日時:毎月第2火曜日 18:00〜20:30
会   場:香川県立保健医療大学 研究室
        香川県高松市牟礼町大字原281-1
参加方法:非会員の方の参加も歓迎いたします。
会場等の都合で日時を変更する場合がありますので,
あらかじめ事務局へご確認ください。
あなたもマインドファーストのメンバーになりませんか
 マインドファーストでは,メンタルヘルスの向上を図る事業をおこなうため,一人でも多くの方のご協力を必要としています。メンバーになっていただける方は,(1)氏名 (2)住所 (3)電話番号 (4)E−メールアドレス(メールでの連絡をご希望の方) (5)正会員,賛助会員,団体会員のいずれかのご希望の旨をご記入の上,事務局へご郵送下さい。随時電話等での入会も受け付けております。
編集後記:高松塚古墳の国宝壁画にカビらしいものが発見されましたが,フランスのラスコー洞窟の壁画にも大量にカビが発生しているそうです。こうしたところでも,私たちにとって掛け替えのないものとのつきあい方が問われているようです。(H)



閉じる