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1990年代から,精神病状態をきたした若者に対して,より良い予後と二次的な心理社会的問題の発生の予防をねらいとして,プライマリケア段階での予防的介入をおこなうプロジェクトが諸外国で試みられるようになりました。
香川県国分寺町(2006年1月高松市に合併)においても,2004年度から初期精神病地域支援サービス事業がスタートし,地域におけるプライマリケアの中核施設である町保健センターを要にして,ホームドクターなど地域の社会資源との連携を図る中で,初期精神病の兆候のある人への相談や家庭訪問,精神疾患に関する普及啓発,地域の関係者に対する研修などが行われてきました。
マインドファーストは,企画の段階から本プロジェクトのお手伝いをしてきましたが,事業の一環として冊子「精神病の早期発見と回復のために−あなたにできること−」(国分寺版)を監修するにあたり,原稿の執筆を担当しました。そのさい,本事業の終了後は,原著を広く一般向けに利用したい旨旧国分寺町にご了解をいただいておりましたことから,マインドファーストは,このたびあらためてことにいたしました。発行の時期は7月中頃を予定しております。(M.H)
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月13日(火),香川県立保健医療大学において2006年度第3回定例会を開催しました。今回は,当事者グループ「ほっとルーム」から参加があり,精神障害者を取り巻く法律,医療,社会資源など,多岐にわたる意見および情報交換がおこなわれました。4月から精神障害者も障害者雇用率カウントの対象になりましたが,身体・知的・精神障害者をひとくくりにした雇用であり,法律が改正されても精神障害者の一般就労は難しいことに変わりはないという現状や,障害者が主体となった地域生活支援センターの開設,ピアカウンセリング, |
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障害者の自立を考える場など,「障害を生かした仕事」の将来への展望が語られました。また,その実現に向けて,当会に対しては,相談や助言,協働など,側面的な支援を期待していると大きな課題をいただきました。(K.N) |
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福祉経済学序論
精神科医のH氏から「なぜ無料でカウンセリングをしたのか?」と聞かれて,しどろもどろになり,「相手が親友で,それまでの親切に対する恩返しの意味でしました」という回答を出した。早速,次のデイケアのプログラムが「面接相談」だったので「ピアカウンセリングはどうでしょう?」と提案してみた。そこにいたスタッフ,メンバーには好評だったので,すかさず「料金は30分,180円貰います」と言った。スタッフにしか相談しないTさん,ネチコネチコ話すSさん・・・。N・ピアカン・ルームの運命やいかに・・・?(N) |
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定例会のご案内 |
開催日時:毎月第2火曜日 18:00〜20:30
会 場:香川県立保健医療大学 研究室
香川県高松市牟礼町大字原281-1
参加方法:非会員の方の参加も歓迎いたします。
会場等の都合で日時を変更する場合がありますので,
あらかじめ事務局へご確認ください。 |
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マインドファーストでは,メンタルヘルスの向上を図る事業をおこなうため,一人でも多くの方のご協力を必要としています。メンバーになっていただける方は,(1)氏名 (2)住所 (3)電話番号 (4)E−メールアドレス(メールでの連絡をご希望の方) (5)正会員,賛助会員,団体会員のいずれかのご希望の旨をご記入の上,事務局へご郵送下さい。随時電話等での入会も受け付けております。 |
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編集後記:わが国では,行財政改革や障害者自立支援法のあおりを受けて,このところ居場所・行き場所を失った人たちの問題が起きております。6月20日は国連が定めた「世界難民の日(World
Refugee Day)」です。(H) |
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