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マインドファーストは,昨年11月,NPOの認証を取得しました。これを記念して,今年度は「プライマリケア現場における心のケア」をメインテーマとするシンポジウムを企画いたしました。テーマは「がん患者と家族−がんと心のケアを考える−」です。
趣 旨:
「2007年4月,がん対策基本法が制定された。今日,がんが国民の生命及び健康にとって重大な問題となっている中で,がん患者のショックを和らげるために,保健医療現場はなにができるか問われている。また,がん患者家族は,患者にいろいろなケアを提供する立場にありながら,ともすると家族のストレスとそのケアは忘れられがちである。
マインドファーストは,2003年10月の発足以来,トータルメンタルヘルスの向上を図ることによって,すべての人が地域で生活を送れる社会を実現する活動を行ってきた。このたび,NPOの認証取得を記念して,がんが患者,家族,さらに医療従事者の心に与える影響や,こうした人々のQOL(生活の質,生命の質)の向上を図る方策を考える契機とするためにこのシンポジウムを開催する」
日 時:2008年3月15日(土) 午後1時〜午後4時
場 所:香川県県民ホール 多目的大会議室「玉藻」
北館5階 高松市玉藻町9−10
対 象:一般市民及び精神腫瘍学に関心のある方
内 容:
テーマ「がん患者と家族−がんと心のケアを考える−」
第1部:基調講演
演題「がん医療におけるコミュニケーション」
講師
・藤森麻衣子 国立がんセンター東病院
精神腫瘍学開発部 特別研究員
第2部:シンポジウム
テーマ「がん患者と家族−がんと心のケアを考える−」
シンポジスト
・渡邊精四郎 香川県立中央病院副院長消化器内科医:
告知をめぐる諸問題 がん医療の現場から
・大谷智子 がん患者の会「さぬきの絆」:
がん患者家族の立場から
・西山美穂子 香川県立中央病院緩和ケア推進室がん性疼痛認定看護師:
がん患者・家族とのかかわりの中で |
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・島津昌代 高松赤十字病院臨床心理士 マインドファースト理事:
がん医療チームの中での心理士の役割
コーディネーター
・中添和代 香川県立保健医療大学 マインドファースト理事
シンポジウム参加のご案内は,追ってマスメディア,チラシ,ホームページ等でお知らせいたします。 |
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プログラム
開 催 日 |
テ ー マ |
講 師 |
2007年
7月11日(水) |
思春期のメンタルヘルスについて |
高松赤十字病院カウンセラー
島津 昌代 |
9月12日(水) |
やさしい統合失調症の話 |
精神科医
花岡 正憲 |
11月14日(水) |
精神病の早期発見と回復のために |
保健師
中村 照江 |
2008年
1月 9日(水) |
生活習慣病とメンタルヘルス |
糖尿病専門医
冨岡 幸生 |
3月12日(水) |
心の病と社会参加 |
保健師
中添 和代 |
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場 所:高松市男女共同参画センター |
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日 時:奇数月第2水曜日18時30分〜20時30分 |
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事前申込は必要でありませんが参加費として500円が必要 |
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編集後記:10月号の編集作業が遅れ11月にずれ込んでしまいました。街角には先を競うかのようにクリスマスの飾りつけが見られます。温暖化のせいもあるのでしょうか,このところ秋の風情が乏しくなりました。そうした時代だからこそ往く秋を惜しむぐらいのゆとりが欲しいところです。(H) |
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