No.9 2006年2月
マインドファースト事務局:
 〒761-0121 香川県
高松市牟礼町3720-238
  TEL:090-2828-7021
  087-845-1715(夜間)
 http://www.mindfirst.jp/
マインドファースト通信
マインドファーストは,メンタルヘルスユーザー,家族,臨床心理士,精神保健福祉士,看護師,保健師,医師などからなる団体で,メンタルヘルスの推進と心のケアシステムの充実に向けて活動を行っています。

マインドファースト総会のご案内

 桜の花が待ち遠しい今日この頃ですが,皆様いかがお過ごしでしょうか。
 さて,2005年度マインドファースト総会を下記の要領で開催することとなりました。ご多忙とは存じますが,会員の方は,万障お繰り合わせの上ご出席いただきますようご案内申し上げます。
 なお,出欠につきましては,3月17日(金)までに事務局長(白石:080‐3165‐6669)までご連絡下さい。
日 時 2006年3月28日(火) 19:00〜21:00
会 場 香川県立保健医療大学1階 中添研究室
議 題
1) 2005年度事業報告
2) 2005年度収支決算報告
3) 監査報告
4) 2006年度事業計画案
5) 2006年度収支予算案
6) 役員改選
7) その他
短信 イタリアの精神保健:現状と新しい動き
 イタリアでは,1981年に精神病院を廃止する法律が施行された。今日,入院治療は,主として総合病院と大学病院で行われている。病床数は,人口10万当たり10床である。これとほぼ同数の一般急性期病床が,アセスメントと診断のための入院に使われている。これ以外に小規模民間病院でも入院治療が行われているが,規模が小さいこともあり,精神病院とは言わず,“Treatment House”と呼ばれている。平均在院日数は,地域によってばらつきはあるが,精神病院改革発祥の地でもある北イタリアのトリエステでは,4日となっている。(ちなみに,2003年現在,香川県の精神科病床数は,人口10万あたり408床,平均在院日数は394.7日) これ以外に,イタリア

では,病床ではないが居住施設が人口10万あたり30床ある。多くの精神科医はなお薬物療法だけを信奉しているが,今日,エビデンスを踏まえた心理社会的(psychosocial)実践活動(行動学的家族治療,認知行動療法,社会技能訓練,職業トレーニングと就労支援,精神病への早期介入など)が着実に根づきつつある。家族会活動や患者の自助グループも力をつけつつある。(第25回日本社会精神医学会 イタリア国立保健局Pierluigi Morosini氏の特別講演から 2006年2月24日東京)(M.H)

定例会報告
2月14日(火),香川県立保健医療大学において2006年第2回定例会を開催しました。はじめに,3月28日の総会開催と相談業務について理事会報告がありました。相談業務は,当面,「自殺者遺族」と「ひきこもりの家族」のそれぞれのグループワークを毎月1回を予定しています。また,相談業務のための独立した相談センター設置の可能性,相談センターとマインドファーストの連携,個別相談のあり方などについて議論がおこなわれました。ホームページの充実に向けては,参加者の体験をとおして意見交換がおこなわれました。(K.N)

定例会のご案内
開催日時:毎月第2火曜日 18:00〜20:30
会   場:香川県立保健医療大学 研究室
        香川県高松市牟礼町大字原281-1
参加方法:非会員の方の参加も歓迎いたします。
会場等の都合で日時を変更する場合がありますので,
あらかじめ事務局へご確認ください。
 
編集後記:睡魔と闘いながらの編集中,コーヒー党にとっての朗報を思い出しました。最近の研究によると,カフェインは精神作業能力を高めるだけでなく,肝機能障害,パーキンソン病,糖尿病,アルツハイマー病,胆石,さらにうつ病や癌に対しても予防効果があるそうです。(H)



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