国際協力 国際交流

第28回世界精神保健連盟世界会議に参加して

マインドファースト 事務局長 白石裕子

WFMH(世界精神保健連盟)は,1948年設立された国際的な団体で,国連,WHOなどの国際機関における精神保健分野のコンサルタント機関として認められております。1948年のロンンドン会議を初回に,2年に1回世界大会が行われており,日本でも1993年に千葉の幕張で第22回大会が開催されました。

今年は,9月4日から8日まで,第28回世界会議(The 28th Congress of The World Federation for Mental health)がエジプトのカイロで開催され,マインドファーストからは代表の則包と事務局長の白石の2名が出席しました。

会議ではEquity and Mental Health(平等性とメンタルヘルス)というテーマの下に,エジプト,アメリカ,オーストラリア,日本,イギリス,台湾,クロアチア,インド,カナダ,マレーシアなど様々な国や地域から,メンタルヘルスに関わる実践家,研究者,コンシューマーが集い,ポスターセッションや講演やイベント等をとおして交流を行いました。会議の進行はエジプト流というか,かなりフレキシブル(?)なものでしたが・・・。

一つのテーマの下に様々な人々と交わり,異文化交流ができたことは大変貴重な体験となりました。メンタルヘルスの問題は,世界中でコンシューマー(当事者)を中心として,変革の時期を迎えていることが,頭だけではなく実感することができたように思います。

2005年9月

米国家族療法アカデミー(AFTA)第34 回年次総会 オープンカンファレンスに参加して
2012年5月17日-19日,サンフランシスコ
マインドファースト理事 花岡正憲
第5回精神的健康の増進と精神及び行動の障害の予防に関する世界会議に参加して
2008年9月
国際交流をとおして肌で感じたメンタルヘルスの多様性
マインドファースト 理事長 本丸真実

精神保健の今日的課題:スティグマ,差別,暴力,貧困の解消に向けて
マインドファースト事務局長 中添和代
精神病早期診断とマネジメント-家庭医のための手引書-
2005年4月
翻訳・頒布
The Early Diagnosis and Management of Psychosis -A Booklet for General Practitioners-