2009年度特定非営利活動法人マインドファースト通常総会開催
特定非営利活動法人マインドファースト定款第24条に基づき,2009年5月11日(月)午後7時から,高松市男女共同参画センターにおいて,2009年度特定非営利活動法人マインドファースト通常総会が開催されました。
本丸真実理事長の開会挨拶の後,島津理事が議長に選出され議事に入りました。執行部から2008年度事業報告,2008年度収支決算報告及び監査報告が行われ,満場一致で承認されました。引き続き,2009年度事業計画案と2009年度収支予算案について審議がおこなわれ,いずれも満場一致で承認されました。
今年度は任期満了に伴う役員改選の年にあたり,内海康則,島津昌代,冨岡幸生,中村照江,花岡正憲,藤澤 司,本丸真実(以上再任),竹内美幸(新任)の8名の役員が選出されました。また,任期半ばの3月8日付で理事を辞退したい旨意思表示があった斎藤理事については,定款18条(解任)の適応が動議され,18条第2項についての採決の結果,賛成1,反対6,保留2で否決されました。
マインドファースト臨時総会開催
2009年5月27日(水)午後6時30分からNPO法人マインドファースト臨時総会が開催されました。今回の臨時総会は,役員の任期切れに伴い,後任2名の監事の選任が行われていなかったため,定款第17条(欠員補充)並びに第24条の2第1項に基づき行われたものです。
当日は,事務局から,太田佳枝,森久美子2名の候補者について推薦理由の説明があり,満場一致でこの2名が監事に選任されました。
新執行部体制固まる
2009年度マインドファースト

5月20日(水)並びに27日(水)の2回にわたり理事会が開催され,理事の互選により,2009年度のNPO法人マインドファースト新執行部が,以下の通り決定しました。
  • 理事長:島津昌代
  • 副理事長:中村照江,竹内美幸
  • 事務局長:本丸真実
  • 事務局担当理事:内海康則,冨岡幸生,花岡正憲,藤澤司
なお,今年度は事業別主担当理事及び担当者制は設けず,個々の事業の企画・実施にあたっては,理事会ないし相談員会を機能させていくことになりました。
マインドファーストの新体制への皆様のご支援とご協力をお願い申し上げます。
2009年度 第1回家族精神保健相談員会議開催
5月27日(水)午後8時から,高松市男女共同参画センターにおいて,今年度第1回の家族精神保健相談員会議が開催されました。「おどりば」と「サバイビング」の2つのグループワークの担当者の見直し,並びに相談事業の一環として他団体が計画している新規事業に対するコンサルテーション(スーパービジョン及び企画への技術的助言)について役割分担が行われました。また,今年度は懸案となっている個別相談の開始に向けて,竹内理事を中心に検討を進めてゆくことが確認されました。
2009年度のマインドファーストの主な事業
今年度のマインドファーストの事業のうち,主なものをご紹介しておきます。
  1. 普及啓発事業
     心の健康オープンセミナー
     ホームページの運営
     マインドファースト通信の編集及び配布
  2. 相談事業
     ひきこもり家族のグループワ−ク「おどりば」
     自殺者遺族のグループワーク「サバイビング」
     家族に対する精神保健相談
     コンサルテーション
  3. 技術援助及び技術協力事業
     他の機関が主催する教育研修・事業等への講師派遣(香川いのちの電話相談員養成講座他)
  4. 調査研究
     糖尿病患者の向精神薬使用の頻度について
  5. 権利擁護事業
     メンタルヘルスに関するマスコミの取り扱いや行政対応に関する質問・意見書の提出
 編集後記:「真の達成感や充実感は,多大なコストとリスクと危機感を伴った作業の中にあり,常に失意や絶望と隣り合わせに存在している」とは,作家村上龍氏の言葉(「無趣味のすすめ」幻冬舎 2009年3月刊)です。新しい地域社会の創出を目指すNPOの活動には多くの困難が伴います。今年度も,マインドファーストは,ミッションの遂行に向けて,関係機関との連携と地域に開かれた活動を大切にしていきたいと思っております。(H)