ネットワークを持たない人が,自発的になにか人のために役立つことをしようとすれば,孤独なゲリラ的ボランティア活動になってしまうこともあろう。今回は,アニメの主人公の名を借りた匿名であったことがニュースになり,こうした人々の間で連鎖が起きたとも言えよう。だが,報道による模倣の「連鎖」は本来の「ネットワーク」ではない。ネットワークは,自らすすんで人のために行動をしようとする人々に対する地域社会の真摯な態度によって成り立つものである。良き市民でありたいが,周りの理解や賛同が得られないかもしれないという葛藤,そして,地域社会におけるボランティア・スピリットを支えるネットワークの未熟さ,そうしたことが伊達直人現象を通して見えてくる。
私たちは,仕事の顔や金儲けの顔と言ったマスクをかぶることがある。しかし,優しさを形にするときは素顔でいたい。タイガーマスクも仕事の顔であるが,善意の行為者である伊達直人は素顔で寄付を行なっている。
日時:2011年1月17日(月)午後6時30分〜9時00分
場所:高松市男女共同参画センター 第1会議室
議事の経過の概要
事務連絡および報告に関する事項:省略
第1号議案 2010年度香川県地域自殺対策緊急強化基金事業費補助金の年度内執行に関する事項:備品購入費並びに図書購入費の年度内執行について,次回ファミリーカウンセラー会議で協議の上決定することで了承された。
第2号議案 ファクトシートの発送と配布方法に関する事項:印刷されたファクトシート(2種類各1万部)の保管場所については,一理事宅で保管することとなった。発送の際の発送先と部数については,次回ファミリーカウンセラー会議で決めることで了承された。
第3号議案 2010年度香川県地域自殺対策緊急強化基金事業の報告書作成に関する事項:報告書の作成については,事業ごとの担当者が原案を作成する。2月21日19時より,担当者会議を開き,報告書作成のすり合わせを行なうことで了承された。
第4号議案 2011年度香川県地域自殺対策緊急強化基金事業の申請に関する事項:年度内に内示を受けるため3月中に申請を行なうことで了承された。
第5号議案 ホームページの顔写真に関する事項:サンプル写真を組み合わせマインドファーストのコンセプトにふさわしいものを選ぶことで了承された。
第6号議案 活動拠点の確保に関する事項:前回理事会からの継続審議事項であるが,現在も具体的な物件は見つかっていない。今後とも物色を続けて行くことが了承された。
第7号議案 その他
(1)事業報告書の作成について:今年度の事業報告書作成をすすめていく。総会資料としても必要なので早目の完成が望ましい。
(2)「平成23年度自殺防止対策事業」の公募について:今年度は「香川県地域自殺対策緊急強化基金事業」を受けている。次年度も継続申請を行なうため,本補助金の申請は見送る。
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編集後記:情緒的精神的欲求が充足される社会的ネットワークの基本単位は家族です。そして,「敬意ある話し合い」も人の成長に関係する重要な家族の特性の一つと言われています。マインドファーストでは,「2011年度ファミリーカウンセラー養成講座・基礎コース」の開催に向けて講師会を重ねております。(H) |
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