スローガンを声高に叫ぶことと,地域レベルで行動計画を立て地道な取り組みを重ねて行くことは,別次元のことだ。絆をとなえ合えば,生きづらさが軽減されると思うのは,錯覚にすぎない。まして,「絆」を商業主義や機を見るに敏な政治家の票集めの小道具にはして欲しくない。
この時代の閉塞感が,解消に向かいつつあると実感できるようになるためには,言葉だけの絆の復旧復興ではなく,人間の絆を進化させることであろう。ちなみに,モームの『人間の絆』は,「くらい灰色の朝が明けた」ではじまり,「陽が,美しく輝いていた」で終わっている。
日 時:2012年3月12日(月)19時00分〜21時00分
場 所:高松市男女共同参画センター 第3会議室
事務連絡並びに報告に関する事項:省略
議事の経過の概要及び議決の結果
第1号議案 鑑定意見書作成のワーキンググループに関する事項:鑑定意見書の最終案が示され,これまで開催した4回のワーキンググループ会議の期日部分を加筆し,依頼人に提出することで了承された。また,依頼人から求めのあった電磁データを提出することも了承された。
第2号議案 2011年度香川県地域自殺対策緊急強化基金事業に関する事項:3月18日に担当者会を持ち,決算書の作成作業を行うことで了承された。
第3号議案 2012年度香川県地域自殺対策緊急強化基金事業に関する事項:県の担当者に対して,事業計画を提出したところ以下のとおりの指摘を受けた。(1)対面型相談支援事業に関すること:アウトリーチの予算は30件とする。備品購入は,キャビネットに限定。(2)電話相談支援事業に関すること:駐車場借り上げの詳細を記入する。(3)強化モデル事業に関すること:チラシ以外の広報を考える。
以上を踏まえ,(1)(2)については,指摘にしたがい修正,(3)については,チラシに代わり,広報啓発カード並びに事業紹介のポスター作成費を計上することで了承された。
第4号議案 理事の体制について:一理事から2012年度の任期満了で理事を引きたい旨が述べられた。
第5号議案 2012年度総会に関する事項:総会に向けて,早急に,事業計画案並びに予算案を策定することが承認された。
第6号議案 その他:CSC(心の危機の相談),サバイビング(自殺で大切な人を亡くされた人たちの支援グループ)のブロシュールの在庫が少なくなっているため,印刷業者に見積りと納期確認を行うことで了承された。
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編集後記:われ先にと列車に乗り込み,4人掛けボックス席の片側に腰をおろす。後からやって来た乗客が,空いた席に座ろうとすると,先客が,空いた席の上に手をかざして,「ココとココ,いるんです」と言う。そう言われてしまうと,「でも,空いているじゃありませんか…」とも言えず,これもこの人には断ち切れない絆(?)なのかと諦め,すごすご引き下がる。昔は,こんな席取りの光景がよく見られました。(H) |
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